長袖シャツというと、ユニクロで適当にデニムシャツやフランネルシャツを購入することが多くなり、あとは無印良品でSALE品になったシャツを購入するくらいで、長袖シャツにはあまりお金をかけなくなりました。
過去にはお高いシャツを購入したりしてた時期もあったんですが、服の趣味が変わったという事もあって、そのお高いシャツもメルカリに出品して処分したりしています。
そんなある日、いつものように楽天で機能性重視の服を探していたら久々に物欲センサーに反応する製品があったので紹介します。
- ホグロフスについて
- ホグロフスの独自素材「Climatic™」を使用したアウトドアでも使える高機能シャツ
- 見た目はシャツだけど着心地はソフトシェル
- ホグロフスの独自素材「Climatic™」について
- マグスター ロングスリーブ シャツは山と街の垣根を超える高機能シャツ
ホグロフスについて
1914年、ヴィクトルは自宅の農場にある農作業小屋(Drängs tugan)で、小規模の製作を始めました。そしてこうして作ったバックパックを持って自転車や徒歩で近所を回り、農家や林業労働者、学校に通う子どもたちに売り始めました。ヴィクトルが作った販売マニュアルによると、実際の最初の製品は通学用バックパックで、次のように記録されています。「製品番号6:外ポケット無し、レザーの裏地を付けたフラップのあるバックパック。ブルー系グレー、またはブラウンの防水生地使用。サイズ33x 35c m、価格1ダース10.80クローナ、1個0.90クローナ(生地番号3677)」。
仕事が軌道に乗ってきたことから、ヴィクトルは1916年に「W. Haglöf, Ryggsäck s fabrik , Torsång」として会社登録しました。 会社は徐々に発展していきました。 ヴィクトルのバックパックは人気を集め、販売エリアも拡大していきました。
1935年には、創意工夫あふれる製品の生産体制を拡充するために新工場をオープン。 また1940年代後半には、品揃えの拡大に伴い、HAGLÖFSは製品のネーミングをより頻繁に行うようになりました。製品名の多くは自然やアウトドアアクティビティに関連したもので、この伝統は今日も受け継がれています。現代のHAGLÖFS製品に見られる数多くの特徴は、創立以来ヴィクトル・ホグロフが会社の基盤としてきた価値に由来するものです。当時も今も変わらず、優れた品質と、素材の選択の重視、そして高い耐久性を持った堅牢な作りが、中核的価値観となっています。
引用元:ホグロフス | Haglöfs
マグスター ロングスリーブ シャツのディテール
生地と同系色のスナップボタンを使っているので、ボタンが目立つという事もなく全体的に品良く見えます。
照明のせいでBlueには見えませんね。小物の収納に便利なスナップボタン付きの胸ポケットが2つ。
胸ポケットの部分にもホグロフスのタグが縫い付けられています。
購入したサイズはSサイズですが、自分の体型にはちょうど良いサイズ感。
裾にもホグロフスのタグが縫い付けられています。
襟足部分(首の後ろあたり)にはハンガーループあり。
ホグロフスの独自素材「Climatic™」を使用したアウトドアでも使える高機能シャツ
ホグロフスのウェアを購入するのは今回が2度目で、前は「GORE-TEX C-KNIT BACKER」を使用したハードシェルを購入した覚えがあります。
このMAGSTER LS SHIRTに使用されている素材は、「Climatic™」というHAGLOFSの独自素材なんですが、その内訳を見てみるとナイロン68%、ポリエステル28%、ポリウレタン4%となっています。
MAGSTER LS SHIRTを触った感じだと、手持ちのソフトシェルのアウトドアリサーチ フェロッシーフーディに似ています。
色違いで2着購入するほど気に入っていたアウトドアリサーチのソフトシェルジャケット。
フェロッシーフーディはナイロン86%で、MAGSTER LS SHIRTはナイロン68%なので双方ともにナイロンの混紡率が高いので触感が少し似ています。
スナップボタン付きの2つの胸ポケットは小物の収納に便利な仕様となっていて、行動食(小分けしたナッツ類とか)を入れるには十分な大きさがあり、シャツのフロントと袖口も胸ポケットと同じくスナップボタン仕様で着脱も簡単にできます。
肩回りはバックパックと摩擦しにくいオフセット仕様なので、こういった作りもアウトドアでの使用を想定しての事だと思います。
見た目はシャツだけど着心地はソフトシェル
着心地はというと伸縮性に優れたポリウレタンも混紡しているせいか、腕も動かしやすくてつっぱる感じはしないです。
この製品はソフトシェルで多く使われているナイロンを使ってシャツを作ってみました感がハンパなく、見た目などの風合いや着心地、触感なども含めてソフトシェルに似ているため、アウトドアでも同じような使い方が出来るかもしれません。
ホグロフスの独自素材「Climatic™」について
CLIMATIC™ Rugged
Climatic™のラインナップの中で最も厳しい環境下での使用を想定したファブリックです。 高密度な平織りナイロン生地は、耐久性、防風性に優れていながら、横糸にストレッチを効かせること快適な穿き心地を追求。ポプリン織の生地は綿のような肌ざわりが特徴で、速乾性にも優れます。 表面には過フッ素化合物フリーの耐久はっ水(DWR)加工がされています。
重量: 268 g/m²
CLIMATIC™ Mid
綿のようなやわらかな風合いと防風性に優れた、汎用性の高いナイロン生地は、さまざまな気象条件やアクティビティに対応します。 柔軟な生地ですが、横糸にストレッチを使用し形状を保持しやすく、また速乾性にも優れ、アイロンフリーです。表面は過フッ素化合物フリーの耐久はっ水(DWR)加工がされています。
重量: 164 g/m²
CLIMATIC™ Mid Blend
オーガニックコットンとポリエステルの混紡した生地は、それぞれの素材の利点を兼ね備えています。 コットンのやわらかさ、吸湿性、ポリエステルが持つ耐久性、および速乾性という特徴を合わせ持っています。そのため、雪山から、多湿の樹林帯に至るようなさまざまな気候、アクティビティに適した素材となっています。また、生地表面にやわらかさとはっ水性を向上させるための軽いピーチ加工(起毛加工)を施し、裏面には軽いシレー加工(光沢加工)を施すことで、機密性を高めています。表面は過フッ素化合物フリーの耐久はっ水(DWR)加工がされています。
重量: 184 g/m² UPF (紫外線保護指数):> 40
CLIMATIC™ Lite
Climatic™シリーズでもっとも軽さに優れた生地です。ストレッチ性に優れたナイロンを使用、携行性に優れ、高温多湿の環境下だけでなく、優れた耐風性により急な温度変化にも対応。速乾性に優れた平織りの生地で、やわらかなコットンの風合いが特徴です。表面は過フッ素化合物フリーの耐久はっ水(DWR)加工がされています。
重量: 100 g/m²引用元:ホグロフス | Haglöfs
HAGLOFSの独自素材「Climatic™」は4種類ありますが、そのどれもが過フッ素化合物フリーの耐久はっ水(DWR)加工がされており、当然ですがMAGSTER LS SHIRTにも過フッ素化合物フリーの耐久はっ水(DWR)加工がされているので多少の雨でも行動できます。
マグスター ロングスリーブ シャツは山と街の垣根を超える高機能シャツ
ここ何年か高機能なアウトドア系アイテムをタウンユースで使うミックススタイルが流行っていますが、高機能シャツのMAGSTER LS SHIRTもそういった使い方をしたい人にはもってこいのモノ。
カラーはTARN BLUEとSLATEの2色で、今回購入したのはTARN BLUEです。
どんな色のパンツとも合わせやすそうだなあと思いネイビーのようなカラーのTARN BLUEにしました。
ナイロン混紡なので風合いなどの見た目を合わせて着こなすなら、パンツもナイロン混紡のモノを選んでみるのも良いかもしれません。
気になる価格はといいますと、ホグロフスの公式サイトや楽天、アマゾンなどで価格を見比べてみるとそんなに大差はないので、実際に買う時に気をつけるならポイントやクーポン、セールなどのタイミングをみて購入するくらいでしょうか。
この記事を読んで「高機能シャツを買うくらいなら、普通にソフトシェルを買うほうが絶対に良い!」と思った人もいるかと思いますが、自分のように普通のモノ(シャツ)に飽きてしまった方にこそおすすめしたい高機能シャツです。
DATA OF INTRODUCED PRODUCTS
SIZE:S
COLOR:TARN BLUE
MATERIAL:Climatic™ ナイロン68% ポリエステル28% ポリウレタン4% durable twill weft stretch woven with dull outlook and dry touch 206g/m² bluesign® approved
MODEL SIZE:166cm 62kg サイズS着用